ブリッジ/入れ歯
どちらも歯が抜けた場所を補う方法(補綴:ほてつ)です。
ブリッジは抜けた歯の両端の歯を削ってセメントで付ける方法です。
橋桁に橋梁をかける構造と同じなのでブリッジ(橋)というわけです。
セメントで固定されるので取り外しの手間がありません。
欠点は歯ブラシが当たりづらいことと、少なくとも2本歯を削ることです。
最近はセメントの進化とともに、条件が揃えば「接着ブリッジ」といって歯をあまり削らずに付ける方法もあります。
こちらも条件付ですが保険で第一小臼歯(前から4番目の歯)を白い歯で治すこともできます。
入れ歯(総義歯:そうぎし・部分床義歯:ぶぶんしょうぎし)はバネを残っている歯に掛けて取り外しをする方法のことを言います。
よく左右の奥歯にまたがる入れ歯をブリッジと言っている人がいますが、それは連結子(れんけつし:コネクター)といって左右の入れ歯を繋いでいる装置で、ピンクの歯肉に相当するものが付いていて取り外しができるものは入れ歯です。
あまり残っている歯を削らずに、広く抜けている部分を補う事が出来る場合が多いです。
ただししっかりした素材で作らないと、バネを掛けた歯が駄目になりやすく、大きな装置に成りがちなので違和感があります。
抜けている歯の80~90%はブリッジ・入れ歯で直しますが、最近はインプラント治療も一般的になってきました。